1.受験生ブルース

作詞:中川五郎
作曲:高石友也

おいで皆さん 聞いとくれ
ボクは悲しい受験生
砂をかむよな味気ない
ボクの話しを聞いとくれ

朝は眠いのに起こされて
朝めし食べずに学校へ
一時間目が終ったら
無心に弁当たべるのよ

昼は悲しや公園へ
行けばアベックばっかりで
恋しちゃならない受験生
ヤケのヤンパチ石投げた

夜は悲しや受験生
テレビもたまには見たいもの
深夜映画もがまんして
ラジオ講座を聞いてるよ

「今晩は英文法 テキストは58ページを開いてください
それではコガラシユウジロウ先生お願いいたします」

テストが終れば友達に
ぜんぜんあかんと答えとき
相手に優越感与えておいて
後でショックを与えるさ

母ちゃんも俺を激励する
一流の大学入らねば
私しゃ近所の皆様に
あわせる顔がないのよ

ひと夜ひと夜にひとみごろ
富士山麓にオウム鳴く
サインコサイン何になる
俺らにゃ俺らの夢がある

「アドリブを一発」

マージャン狂いの大学生
泥棒やってる大学生
八年も行ってる大学生
どこがいいのか大学生

「結論でございます」

大事な青春むだにして
紙切れ一枚に身をたくす
まるで河原の枯すすき
こんな受験生に誰がした

「フロクもついてるよ」

勉強ちっともしないで
こんな歌ばっかり歌ってるから
来年はきっと歌ってるだろ
予備校のブルースを


2.あの人の日曜日


3.お父帰れや


4.とび職ぐらし


5.のんき節


6.時代は変わる


7.想い出の赤いヤッケ

作詞:菊池平三郎
作曲:三沢聖彦

いつの日にか 君にあえると
きっと きっと 信じてた
けど もう やめた やめた

白い雲と 青い空と
赤いヤッケと あの娘と
今のゲレンデは 想い出だけ
君のかげさえも
今はもう見えず

いついつまでも 僕の胸に
きっと きっと 想い出す
けど もう あえぬ

きっと きっと 想い出す
けど もう あえぬ


8.一人の手

作詞:アレックス カンフォト・松原雅彦
作曲:ビート・シーガー

一人じゃ見られない
遠くは見られない
でも みんなの力でなら
きっとできるその日がくる

一人じゃとどかない
歌ってもとどかない
でも みんなの力でなら
きっとできる その日がくる

一人じゃ断ち切れない
鎖は断ち切れない
でも みんなの力でなら
きっとできる その日がくる

一人じゃ変えられない
世界は変えられない
でも みんなの力でなら
きっとできる その日がくる

一人じゃ生きられない
この世は生きられない
でも みんなの力でなら
きっとできる その日がくる


9.旅だつ人


10.あるおっさん云いはった


11.拝啓大統領殿


12.橋を作ったのはこの俺だ


13.新しい日


14.We Shall Over Come


15.受験生ブルース(シングル・バージョン)


16.友よ

高石友也・岡林信康・フォーク・キャンバー
作詞:岡林信康・鈴木孝雄
作曲:岡林信康

※友よ 夜明け前の闇の中で
友よ 戦いの炎をもやせ
夜明けは近い 夜明けは近い
友よ この闇の向こうには
友よ 輝くあしたがある※

友よ 君の涙 君の汗が
友よ むくわれるその日がくる
夜明けは近い 夜明けは近い
友よ この闇の向こうには
友よ 輝くあしたがある

友よ のぼりくる朝日の中で
友よ 喜びをわかちあおう
夜明けは近い 夜明けは近い
友よ この闇の向こうには
友よ 輝くあしたがある

(※くり返し)


17.北の国へ(シングル・バージョン)


18.主婦(かあちゃん)のブルース

作詞:中川五郎
作曲:高石友也

みなさん私の歌をきいてよ
私は平凡な奥さんよ
もうすぐオバアちゃんになってしまう
五十をチョットすぎた奥さんよ

私が一番きれいだったとき
あたりまえの男とお見合をして
その時あこがれてる人がいたけれど
親がすすめるから結婚したの

楽しいはずの新婚生活
それは戦争のまっさい中
夫は知らない南の島へ
モンペをはいて泣いてた私

※おお人生は悩みよ
楽しくはないの
恋なんかしない間にフケちゃった
これが人生というものかしら
思いどうりにはいかないものね※

やがて子供が生まれたのよ
私はこの子にかまいっきり
ところがオバアちゃんが干渉をして
ヨメとシュウトメの対立よ

夫の浮気に気づいた夜は
純情な私も乱れたの
いっそ子供がいなければ
あの時離婚をしていたわ

長男が大学 次男は幼稚園
少しでもいいところへ入れようと
私は徹夜でならんでまったの
その時から冷え性になっちゃった

(※くり返し)

やがて子供は恋をして
私に恋人を紹介する
恋も自由にできなかった
私はシットにもえくるう

やがて子供の結婚式よ
しらがのまじった私は
幸せそうな二人を見つめて
思わず主人をみかえした

もうすぐオバアちゃんになってしまう
私の小さな楽しみは
朝は「旅路」に 昼は「小金治」
テレビが私の生きがいなのよ

別に大きな不幸もなく
平和のうちに年とった
私は自分に問いかけるの
ほんとにこれでよかったのかしら

(※くり返し)

主婦は女の生きがいかしら
ほんとに私は生きたのかしら